歯周病
概要
歯周病って何?
向かって左側は健康な歯周組織 右側は歯周病
歯周ポケットに歯石がたまり、歯肉の炎症が起き、やがて骨が溶けて、歯がグラグラ
してくる病気です。
歯周病の進行度は、歯周組織検査を行い、歯周ポケットの深さを測定します。
どうやって治療するの?
歯周病治療の流れ
歯周組織検査を行い、歯周病の進行度を確認
歯石除去や歯のクリーニングを行う
重度な症例(骨が溶けている)では歯周外科手術を行う
メンテナンス(定期検診)を行う
歯周組織検査
歯周組織検査
歯周病の進行度を確認し、治療方針を決定します。
プローブと呼ばれる専用のゲージを歯周ポケットに挿入して、その深さを測定します。
歯周ポケットが5㎜以上の場合は、症例によっては歯周外科手術が適用になります。
歯周ポケットって何?
歯周ポケットとは、歯と歯肉の間の溝のことです。
深くなると、嫌気性菌と呼ばれる菌が繁殖し、歯槽骨を溶かします。
歯石除去
歯石除去
歯周病の治療は、まず歯石除去を行います。軽度歯周炎の場合、この処置のみで治癒します。
スケーラーと呼ばれるツールを使用して、歯石を取ります。
基本的に痛みはありませんが、歯周ポケット内の歯石を取る場合は麻酔をします。
歯周ポケット内の歯石(実物)
この歯石の中には、多くの細菌が含まれています。
歯周外科手術
歯周外科手術
歯周外科手術は、歯周ポケットが5㎜以上で歯石除去のみでは治癒しない場合に行います。
歯槽骨が吸収してなくなっている
人工骨を埋入
人工骨を使用して、歯槽骨を再生させる治療を併用する場合があります。
麻酔をして行いますので、痛いことはありません。
GTR(組織再生療法)
人工骨を用いた歯周外科を行った症例です。歯槽骨が再生しているのが分かります。